FIFAワールドカップのブラジル開催都市を訪ねて(第1回/マナウス)
2013年11月28日
2014年FIFAワールドカップサッカーは6月12日から7月13日にかけて、ブラジルの12都市で開催されます。第1回はマナウスを紹介します。
マナウス市の人口は約180万人(ブラジル地理統計院:2010年公表)人種的には先住民インデイオとポルトガル系を中心としたラテン系との混血が80%を占めており、日系人は約5000人程度。全人口の90%以上がカトリック教徒です。現在のマナウス市はホテルの建設ラッシュです。
マナウスのあるアマゾナス州はブラジルで最大の面積を有する州であり、面積は全国土の18.5%と日本国の4.2倍に相当し、その面積の98%は未開の原生林に覆われています。気候は、乾季が6月から11月、雨季が12月から5月で、年間降雨量2500mmを超える高温多湿の多雨熱帯樹林気候です。
営農家の中には、当地の気象条件に合ったランや熱帯果樹、野菜類、鶏卵等を出荷しています。マナウスの観光の中心としては19世紀から20世紀ゴム景気で栄えた当時のアマゾナス劇場があげられます。またアマゾン川遊覧船も興味深いもので、特にソリモンエス川(白い川)とネグロ川(黒い川)の合流点はお互いに混じり合わず、縞模様を織りなしており、その景観は必見の価値があります。
マナウス市より250kmはなれたところに、マウエスという5万人の人々が暮らす地区があるのですが、ここは長寿地区として有名で、皆さんが元気で長生きし毎日ガラナジュースとトロピカウフルーツ、新鮮な河魚を食べております。
FIFAワールドカップのサッカーが行われるアレナ・アマゾニアは、マナウス市内にあり約4万人収容のスタジアム。現在建設が進められていますが、工事は遅延状態です。

アレナ・アマゾニア・スタジアム

アマゾナス劇場

ジューススタンド

ソリモンエス川とネグロ川の合流地点